資格取得の備忘録

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第二種電気工事士 上期 技能試験 受験

§試験の流れ、注意点と雑感

 2017年(平成29年)1月19日に一般財団法人電気技術者試験センターより電気工事士技能試験の概要と注意すべきポイントというPDFが公開されました。この中に試験の流れという項目があります、他の項目についても目を通しておかなければならないでしょう。ちなみに欠陥の判断基準も写真付きで説明しています。

 私の当時の体験を記していますが、私が受験した時とは状況などが変わっていたりしているかもしれません。その点を考慮して読み進めて下さい。

必ず試験会場の監督員の指示、配布されている印刷物の指示に従ってください。

以下は私の受験体験記などです。

 

 筆記試験のとき遅刻したので、入室時限の1時間前には到着するように計画しました。実際には試験会場に9時半ちょっと過ぎには到着しました。入室時限である10時55分まで1時間20分近くあります・・・。

試験会場にはすでに30人弱到着していました。入室は10時からということで、30分近く外で待ちました。複線図を書いて復習しているらしき人もいました。早く着きすぎるもの考え物ですね。でも遅刻するよりはいいか。技能試験は5分しか遅刻が認められません。

10時になり入室許可が出ました。入室の際に筆記試験の写真票に技能試験の受験番号を記入しているか聞いていました。席に着いて工具セット DK-18、P-958を気泡緩衝材(通称:プチプチ)で包んでいたので取り出し、時間になるまで準備万端についていた全13問候補問題という冊子で、複線図の確認、作業のイメージをしました。説明開始までに作業がやりやすい位置に工具を置いておくといいでしょう。説明開始以降はゴソゴソできるような雰囲気じゃないです。私は準備せず失敗でした。

 机の上の置かれている『試験開始前までにお読みください』というA4の印刷物に11時から11時30分の間は、手洗い等による途中退出はできませんとあり、さらに試験終了まで途中退出できませんともあります。なので11時から12時10分までの1時間10分退出できません。利尿作用のあるような飲み物(コーヒー、紅茶、緑茶など)は控えたほうがいいかもしれません。早めにトイレを済ませ55分を着席して迎えるようにしましょう。途中退室ができないというよりは、再入室ができないと私は思っています。

 10時55分定刻になり、監督員による試験の説明が始まり、受験者カード、試験問題用紙、材料が入った箱が配られます。指示があるまで問題用紙をめくったり、箱を開けたりしないように。

オーム社の2016年版の技能試験の本の194頁に箱の写真があります。箱の大きさは材料によって違ってくるでしょうが今回の試験もこれと同じ色の箱でした。195頁に箱の中の写真。ケーブル、材料が収納されている様子が分かります。

2016年版 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答

2016年版 第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答

 

問題用紙の表に支給される材料が書いてあるので、ここで出題される問題が分かるかもしれません、もしくはある程度見当がつくかもしれません。問題用紙の表側の裏に単線図が書いてあり、透けて見えてます。材料とこの透けて見える単線図で、どの問題が出題されるか確定できるかもしれません。私は公表問題の№1でした。受験者カードに名前を記入、(受験地も記入したかな?)受験番号をマークします。この時筆記用具(鉛筆)が必要です、持ってきてない人が何名かいましたが、監督員が貸してました。受験票に持参するように記載してあったのですがねー。

 11時20分くらいに説明は終わり、4分くらい時間があまり、24分に6分間で材料の確認をするように言われました。ここで箱を初めて開けます。私はまだ材料を確認中だったのですが、定刻の30分になり『開始してください』と合図がありました。

私が確認作業をもたついたのは、板紙?にケーブルがゴムで固定されていて(上の方で紹介しているオーム社の技能本の195頁の上段の写真)、そこからケーブルを取り出すのに手間取っていました。ハサミなどでゴムを切断すればいいのですが、作業していると思われるのが嫌で道具を使わずに引っ張り出してたら時間がかかってしまいました。どうやら道具を使ってもいいようですね。

問題用紙の《試験中の材料等支給》に「ただし、その他の材料(電線、器具等)は追加支給をしませんので、注意してください。」とあり、材料確認が試験時間にずれ込んで試験中に材料不足・欠陥を訴えても認められないかもしれないですね。なので時間内に支給材料の確認を終えるようにしたほうがよさそうです。

「ランプレセプタクル用端子ねじ、リングスリーブ及び差込形コネクタは、作業のやり直し等により不足が生じた場合、申し出(挙手をする)があれば追加支給します。」とありおかわりし放題です。

 想定問題と施工条件が違う場合もあるようなので、施工条件はしっかり確認しましょう。

 試験中にガッチャンガッチャンというけっこう大きい音が聞こえてきて、これが本職が使うケーブルストリパーで、ガッチャンストリッパーと呼ばれるのも納得。

 32分で課題は完成しました。試験が始まっても材料確認をやってたし、材料確認が終わってから布尺を机に養生テープで固定したりで試験時間に余計なことやってたから、これらがなければもしかすると30分丁度くらいに作業は終わらせることができたかもしれない。

 完成した作品を問題がないかチェックしているとエコケーブルのシースがスゲーずれていて、シースが抜けそうな状態だったので直しました。それ以外は問題はなさそうだったので完了としました。受験番号札(荷札のようなもの)を作品に取り付けました。試験開始から37分経過してました。(荷札の参考画像リンク

終了の合図があり、受験番号札を取り付け、ゴミを支給されたごみ袋へ入れ片づけるように指示がありました。

試験が終わり退席するまでに時間があるので周りを見渡してみると、接続している電線がグニャグニャになってたり、カールしてたり、屹立させてたり、器具がえらい宙に浮いてる人などがいました。

自分の作品はオーム社の本に近い外観に仕上がったと思っています。

監督員が受験者一人ひとり順番に何かをチェックしながら退室の許可を出していたので、退室するまで時間がかかりました。受験番号札を取り付けているか、ゴミが散らかっていないかチェックしてたのかな?

何はともあれ合格していると手ごたえを感じて終えることができよかった。

でも、帰宅途中にエコケーブルと施工省略部分のケーブルを間違えて接続していないか不安になってきました。長さが同じだからなー。シースの感触が違うので間違ってはいないと思うけど、電源部分のエコケーブルに印をつけておけばよかったと後悔。

あとは合格発表を待つのみ。

 

◎技能試験受験票に記載されている試験当日持参する物の他に持参した物

赤マジック(作業方法がオンデマンド今井流なので)

養生テープ(ホーザンの尺布を机に固定するため)

ニッパー(ゴムブッシングの穴開け用)

巻尺(2m)(材料確認の際の電線の長さの確認用。受験票にスケールと書いてますが)

腕時計(受験した部屋には時計はありませんでした。受験票に時計と書いてますけど(;^ω^)

 

§上記の超要約、また配布された印刷物の一部内容

・必ず試験会場の監督員の指示、配布されている印刷物の指示に従う

・技能試験の受験票に書かれていることを熟読する。

 (工具・筆記用具(鉛筆など)も忘れないように)

・10時から入室可能

・10時55分までに作業し易いように工具を配置し、トイレを済ませ着席

 12時10分までトイレであっても途中退室できません(たぶん

・施工条件は必ず確認する。想定問題と違う場合があるかもしれません。

 

○机の上に置かれていた印刷物(試験開始までにお読みください)より

【時間割り】

①受験上の注意について説明 10時55分

②受験者カードの配布と記入 11時00分

③材料の照合確認の開始   11時23分~11時29分

④技能試験の開始      11時30分

⑤技能試験の終了      12時10分

 ※試験終了まで途中退室できません

【注意事項】のほんの一部

3.11時00分から11時30分の間は、手洗い等による途中退出はできません。

 

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